ミュンヘン・オペラ・フェスティバルは、バイエルン国立歌劇場を中心に、6月下旬~7月末までに行われる、主にオペラや歌曲のリサイタル中心の音楽祭です。
今年の演目は、ネトレプコのマクベスや、カウフマンの運命の力、椿姫や、トスカ、セヴィリアの理髪師など、完売公演が多く、どうにかなりませんか~というお申込みも徐々に増えてきております。
もともと、ミュンヘン・オペラ・フェスティバルのチケットは、前年の春頃から事前リクエストが可能で、2/1以降に先着順やリクエスト条件などによって、お座席が割り振られるシステムです。やはり、ネトレプコやカウフマンなどの人気歌手の演目は、早期にリクエストしていても、年間会員などのパトロンで完売してしまい、一般のリクエストでは、なかなか入手が困難です。事前リクエストで残されたわずかな残席が、3月末にオンラインで一斉発売されるのですが、その至極のチケット争奪戦に数枚の残席では、私でも入手が難しいです。
そんな入手困難なミュンヘン・オペラ・フェスティバルのチケットですが、海外代理店のプレミアチケットはあまり取扱いがある代理店が少なく、例えあっても、1枚定価で200EUR前後の席が、プレミアが付いて600~800EURもするので、現実的でないですよね・・・。
なので、ほとんどのお客様は、キャンセル待ちをされます。キャンセル待ちという性質上、手配を確約するものではなく、いつ手配できるか、必ず手配できるかは、誰にもわかりません。また、キャンセルになるチケットは、数枚のため、お座席のリクエストはほとんど叶わないことが多く、ご予算の上限とキャンセル待ちの期限などを定めて頂き、辛抱強ーくお待ち頂くシステムです。何より、通常の定価+手配手数料に+完売済公演追加手数料+3000円/会場で入手できるので、お財布にも優しいです。既に、運命の力とマクベスもキャンセルチケット入手に成功しました。
弊社では、過去にリング・チクルスや、カウフマン出演のドン・カルロなど、ほぼ総ての公演でキャンセル待ちによってお座席を確保しておりますが、必ず入手できるとは保証できません。
ですが、必ず入手できるんだ絶対行くんだと強く念じ、行けるつもりで準備していくことにより、チケットを引き寄せる・・・という非科学的な方法が最も有効かと思います。(結構、バカにならないこの「引き寄せの法則」・・・)
チケットは水物でして、前髪しかない神様のようで、どうしようかな~・・・と悩んでいる間に、チャンスがどんどん逃げていきます。腹をくくって、どんな席でも入手できれば可、直前、ギリギリまで待ちますという方には、不思議とほとんどのチケットが流れ込んできます。まぁ、キャンセル待ちのシステムはほとんど手動のため、私の並々ならぬ努力の賜物ですが、皆様にお喜び頂けると、すごく達成感もあり、充実感を得られますので、私にとっても何物にも代え難い喜びとなります。
ぜひ、お困りの方は一度ご相談ください。
客演公演や特別公演でない限り、チケットはサラサラと流動的に、流れては去っていくものなのです。。
どうぞよろしくお願いいたします。
この記事へのコメント
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蝦名 則(えびなのり)
ミュンヘン・オペラフェスティバルのブログ拝読しました。2015年7月12日の「トリスタンとイゾルデ」16日の「エレクトラ」はワルトラウト・マイヤーが出演するらしいので(彼女のホームページで読みました)是非ともチケットが欲しいのです。(家内の分と2枚)その間の13~15日もチケットが取れたら見たいのですが。マイヤーのHPにイゾルデが「for the last time」とあったのはこれでもうイゾルデを歌わないということでしょうか。取れそうであればエアーも確保するつもりでいます。可能性をお知らせくだされば幸いです。
蝦名 則